自己紹介とパンドラの箱
あー、マイクテスト、マイクテ・・・
ちょっと何してるの?
俺の声聞こえてる?初投稿の自己紹介だから、慎重にと思って。
ここ、はてなブログだよー。マイクがある訳ないでしょ。
でしたね。。。と言うわけで始まりました。プラントエンジニアの冒険記!
このブログは、とあるサラリーマンのプラントエンジニアが、「自分の学習記録を面白おかしく書きたい!」と言う、極めて個人的な欲求を満たすために、開設されました。
質問は最後にまとめてした方がいいの?
いや、適宜受け付けます。パンドラちゃんだけ特別で!
そもそも私しかいないし。そもそもプラントエンジニアって何なの?そもそも植物の解剖をしている方?そもそもプレパラートと顕微鏡がお友達?
いやいや、この場合のプラントっていうのは、工場や生産設備のことを指します。要は、工場を設計して建てる仕事。
ついでに自己紹介をしてしまうと、とあるゼネコンでプラントエンジニア職に従事しております、京橋力士と言います。アラサーゼネコンマンです。
次の質問ね。学習記録を書くんだろうけど、何を学習するの?
気の赴くままに。徒然なるままに。
日暮し、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば?
あやしうこそものぐるほしけれ。って俺は吉田兼好じゃない!
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり?
土佐日記の紀貫之でもない!!俺の趣味が、読書と勉強なんです。その成果を本当に自由に好きなことを書いていくだけ。学習記録というよりは、随筆に近くなっちゃうかも。
随筆ね。春はあけぼの。やうやう白く・・・
もう古典ネタはいい!!(※日本最古の随筆、枕草子の冒頭)
一番気になる質問。なんで私がここに呼ばれてるの?このあと、P活が一件控えてて、そんなに暇じゃないんだけど。
今日もパパ活行くんだ。。。パンドラちゃんがいるのは、このブログを始めたもう一つの理由が関係しています。
もう一つの理由って何?
実は、意味も無い冗談をひたすら言い合う、掛け合い的な要素が満載な小説が大好きなんです。特に好きなのが、「すべてがFになる」「化物語」「涼宮ハルヒ」シリーズです。そういう掛け合いを一度でもやってみたくて、自分のブログで実現しちゃおうっていう趣旨です。
要するに、小説のように楽しく話したいというキモい趣向のために、私がここにいるってこと?
キモいって言わなくても。。。
それで、今日の記事の内容は?
(結局付き合ってくれるんだ。。。)今日は、自己紹介です!
自己紹介ならさっきしてたよね?もう終わり?
いや、パンドラちゃんの自己紹介をしたくって。
力士さんがしてくれるんだよね?それって他己紹介じゃん。
うん、だけどまず簡単にお願い!
パンドラ。23歳。フリーター。パパ活で生活してまーす。
だよね。できればパンドラちゃんのルーツを紹介したくて。
えー、その話もするの?世界で最初の女性であり、全ての人間に災厄をもたらした、パンドーラーの生まれ変わりでーす。
オッケー、あとは俺から少し詳しく話すね。
宇宙の誕生から紀元前12世紀ごろまで、ギリシャ地方にオリュンポスの神々が楽しく暮らしていた。神々の王であるゼウスを中心に、オリュンポス12神と言われる主要メンバーが、神・大地・海・人間など世界の様々なものを統治していた。いわゆる、ギリシャ神話と呼ばれるフィクションである。実態は、トムとジェリーもびっくりの、ドタバタホームコメディである。ただし、多くの神や子孫を残さなければいけない都合上、濡れ場は多い。
ギリシャ神話上、人間、すなわち男性がいつ誕生したかは、明確になっていない。ただ、世界最初の女性は、パンドーラーであると記されている。
プロキメウスという、人間大大大好きの神がいた。人間に、航海術・医術など生きる術を教えたのは、彼だと言われている。そんな中ゼウスが、神と人間の食べ物を区別するようにしようと言い出す。それに対しプロキメデスは、美味しそうに盛り付けた骨と、雑に盛り付けた肉をゼウスに持っていき、「神はどちらが食べたいですか?」と問う。そのトラップに引っかかり、ゼウスは骨を選んでしまい、その結果人間に肉が割り振られることになった。別に仲良く一緒に食べればよかったのに。こういう固定観念に縛られてるから、イノベーションが起きないんだよ、ゼウス部長!
人間に意地悪するために、ゼウスは人間に「火」を与えない、と言い出す。それでは人間は調理もできず、暖をとることもできず、キャンプファイヤでオクラハマミキサやマイムマイムも踊れない。火曜日がなくなり、週6日になってしまう、いやそれはありがたいか。
そのため、プロキメウスは、人間を守るためにゼウスから火を盗み、人間に分け与える。これにより、またゼウス部長激おこ、まずプロキメウスを岩に縛り付け、鷲に啄ばませるという恐ろしい罰を与えた。(ただし後に脱出できる。)
また、人間にも罰を与えるため、「女」と、様々な「災厄」を作り出し、人間界に住むプロキメウスの弟であるエピメテウスのもとに送り込んだ。この女こそ、世界最初の女性、パンドーラーである。このパンドーラーには、各神々が様々な才能を授けた。美、織物、歌声、嫉妬心、口のうまさと好奇心。この世の全てを手に入れた女パンドーラー、彼女の生まれ際に放った一言は男たちの性欲を駆り立てた。「私の身体か?欲しけりゃくれてやる・・・。探せ!この世の全てをそこに置いてきた!」
さすがに話逸れすぎでしょ。
あ、ほんとだ。
パンドーラーとエピメデウスは結婚したのだが、嫁入り道具として壺を持ってきた。(後に誤訳され、箱となる。もちろん、かの有名なパンドラの箱である。)この中には、ゼウスが作った様々な災厄が詰め込まれている。兄のプロキメウスから、「あの女と壺には絶対に気をつけろ!フリじゃないからな!絶対気をつけろよ!」と言われていたのだが、パンドーラーにメロメロだったエピメデウスの耳には届かなかった。
一緒に生活を始めるが、才能の一つに好奇心を埋め込まれているパンドーラーを抑えきれるはずも無い。パンドラが少し壺を開けた瞬間に、病気・老い・戦争・飢餓・貧困・欺瞞・高慢など、ありとあらゆる災厄が人間界に解き放たれてしまった。ゼウス自身が直接手を下すので無く、エピメデウスたちにやらせて後悔させる、恐ろしい男です。
ただし、壺の中に「災厄への予知」が残されていた。これにより、災厄全てに悩まされることになく、人類は希望を持って、生きていけるようになった、というお話。
パンドラちゃん、何か補足ある?
あのさー、神話はだいたいここで終わってるけど、この後めちゃくちゃ自己嫌悪に悩まされたんだからね。あんまり人の黒歴史を、詳細に語らないでよ。
それはごめん。でも、この後、プロメキウスとエピメデウスとパンドーラーの子孫が大洪水を生き延び、古代ギリシャ人の先祖となったんだよね。
まあね、てか私の子孫=ほぼ全人類だけどね。神から直接作られた人間以外、私がいなきゃ生まれないんだから。」
あ、確かに。で、パンドラちゃんは、人生最初の女性であるパンドーラーの生まれ変わりなんだよね。なんで生まれ変わってきたのかなー。
え、だってあの頃と違って、今の世界って、めっちゃ面白そうじゃん。ゼウスみたいな怖い奴もいないし。あと、17時品川駅集合だから、そろそろ出ないと間に合わないんだけど。
あ、ごめんね。じゃあ最後にまとめます。
このブログは、これからプラントエンジニアである私が、自分が学習したことをパンドラちゃんと一緒に、面白おかしく記録に残していこうと思います。今回は、その第0弾として、パンドラの箱を紹介しました。
二週間に1度ほど投稿しようと思っております。次回もぜひ読んでください!参考にした書籍も記載していきますので、興味があれば手にとってみてください。
またねー!
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